サンダーレッド純粉石鹸は、醤油を造る過程で採れる大豆油から作られる石けんです。1922年に創業した本宮石鹸工業所が、創業時と変わらない製法にこだわり作り続けています。大豆油を利用して石けんを作った理由は、創業当時の工場があった場所が醤油の産地だったからだそうです。
一般的に石けんはヤシ油を原料に作られますが、ヤシ油は15~25度で固まってしまいます。ヤシ油から作られる洗濯石けんには、水に溶けやすくするためにアルカリ剤などの助剤が入っています。
一方、大豆油の凝固点はマイナス8度!冷たい水にも溶けやすいので、添加物は必要ありません。冬のお洗濯にも適した石けんなのです。
▲ヤシ油採取の為に切り倒されたヤシの木 [Image via pinterest.com]
サンダーレッドは火を使わず、油に苛性ソーダを加え混ぜた時に発生する熱のみで石鹸を作ります。加熱する為のエネルギーも必要ないし、排水も出ません。
日本人の食卓には欠かせない醤油を造る工程で出る大豆油を利用するので、原料の輸送コストもかかりません。余計なエネルギーを使わなくて済むのです。造る段階から、とても地球にやさしい。
サンダーレッドでお洗濯した排水は分解されるので海や川の水を汚しません。そして、しょうゆ油をまるごと使用するので、その中に含まれるグリセリンや有効成分が石鹸の中でそのまま残ります。環境にも肌にも優しい石鹸です。
石鹸での洗濯で汚れは落ちるの?むつかしいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、心配ご無用です。洗剤で洗濯するのと変わりない仕上がりですし、とても簡単です。
コツは、よくかき混ぜて泡立ててから洗濯機に入れること。私はお風呂の残り湯を洗面器に入れて、その中に石鹸を入れて手でかき混ぜて泡立てて洗濯機に入れています。
大きめのビンにぬるま湯と石鹸を入れてシェイクする方法もいいです。少しだけ手間かもしれませんが「子どもの肌にも環境にもやさしい」と思うと、全く苦にはなりません。
PM2.5や放射能を心配し、洗濯ものを部屋干ししているご家庭も多いと思います。天然素材で作られた抗菌消臭仕上げ剤の洗濯用フィトンαを使うと、部屋干しでもにおわないのでお勧めです。
サンダーレッドの良い所は、無添加石鹸なので色々な用途に使えるところです。我が家ではこの石鹸で食器洗いやお掃除もしています。シャンプーにも使えるみたいなので、今後トライする予定です。
参考書籍「サンダー・レッドでお洗濯 自然にかえる無添加石鹸で洗う」
[Link] サンダーレッド ホームページ