みなさんは「あそび」と言葉を聞いた時、まず始めに何を思い浮かべますか?
例えば…
・外でサッカーをする
・ドッチボールをする
・トランプをする
・オママゴトをする
・砂場で山を作る
・料理をする etc
思い浮かぶ事は一人ひとりちがうと思います。
あそびの基本は「複数の事を発想する」事。それが「あそび」の始まりです。
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日常の「あそび」の中で一番大切なこと、それは毎日無意識のうちにおこなっている呼吸です。
呼吸には鼻呼吸と口呼吸があります。最近は生活環境の変化もあり、長時間、家の中でゲームやパソコンをするこどもが増えて、外で遊ぶ(体を動かす)時間が少なくなっています。そのため、鼻から呼吸をする鼻呼吸を行わず、無意識のうちに楽な口呼吸(※1)をするこどもが多くなっています。
これは結果的に風邪の原因となる「のど」を痛める原因となります。(外気からウイルスなどが喉に直接あたるためです)
鼻呼吸をするための効果的な運動(あそび)は…?
おにごっこやかくれんぼなど、外を走りまわる遊びが効果的です。走りまわることにより、口呼吸では息が上がってしまうので、
スッスッ(鼻で空気を2回吸う)
ハー(口から息を1回出す)
という鼻呼吸(※2)のやり方を、あそびを通じて友達や大人からおぼえていきます。(最初は、おとながこの呼吸法を意識させてあげると良いでしょう)
この呼吸方法を覚えると、鼻から体内に必要な酸素の供給量を調節する事を覚え、肺活量UPや、体の免疫力向上(風邪やのどに対する抵抗力アップ)につながります。
また外であそぶようになると、暑い日や寒い日があるため、着る服の枚数を変えるようになり、体温調節を学べるというメリットがあります。
外からもどればうがい・手洗いをするように教えます。毎日続けることで、のどや鼻にかかる負担が軽減され、風邪の予防の効果を高めます。こういった毎日の積み重ねが、風邪をひきにくい体づくりにつながります。意味を伝えて、続ける事が大切です。
情報化社会になり、たくさんの活字があふれていますが、あそびの中にも見えないメッセージが隠れています。あそびを通して、親子の深みのあるコミュニケーションの時間につながればと思います。
本コラムでは、かならず・ぜったいではなく、ワンポイントを意識しながら、日常生活においてそうなのかもしれない!考え方の選択肢を増やす場を読者の方と一緒に進めたいと考えております。これからもよろしくお願い致します。
次回は「おにごっこから学ぶ体力づくり」をお送りします。
※1:家の中で生活をしている分には、少量の呼吸(酸素)しか必要ないということ、また欧米の食生活が入ってきたことによってあごが小さく弱くなり、口開いている状態が増え、自然と、楽に行える口呼吸をするこどもが増えています。そのため、鼻呼吸をする習慣がなくなっています。
※2:鼻呼吸をする事により体全体に酸素がまわり、お腹が膨らむので、間接的に腹筋を鍛える事につながります。
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