連載
あそびから学ぶ運動生活| IkegamiTakeshi

【第6回】公園でのあそび~ボール編~

あそびから学ぶ運動生活

「広場でのあそび」と聞いた時に、何をイメージしますか?
人それぞれ違うと思いますが、私は「ボール」を使ってよく遊んでいた事を思い出します(田舎育ちな為・笑)。

では「ボール」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはどんな「ボール」でしょうか?小さい頃のことを思い出してみてください。※ちなみに、私は白いボールを使ってよく遊んでいました。そう「野球のボール」です。

ボールには、さまざまな種類があります。

手で握れるモノ
手のひらにのるモノ
両手で抱えるモノ
ひし形のモノ、etc

硬さや質感を踏まえるとたくさんの種類があります。

illust_06
「ボール」から連想する事とは・・・?

ボールを使う遊びは色々ありますが、ひとりであそぶ事は少ないと思うので(壁に当てるなどは別です)、「ひとりでは出来ない事」というのがポイントになってきます。

ボール遊びのポイントは、「関節(※1:)」を使う事と「コミュニケーション」です。
関節は、どのサイズのボールを使用しても(投げたり蹴ったりするにも)共通する事です。

関節は年を重ねる毎に可動域(※2:)が限定されてきます(毎日柔軟体操をしている方は別ですが)。

子供のうちから柔軟体操をしていると、怪我をしにくい体になります。ただ、過度に負担をかけ過ぎてしまうと肩やヒジなどを怪我してしまう事になりますのでご注意ください。

また、コミュニケーションという点では「相手の取りやすい所に」という部分が含まれています。相手が取りやすいように、ボールを投げるスピードや高さなどを考えなくてはいけません。

ビジネスの場でも「言葉のキャッチボール」と言われる場面がありますが、「相手が分かりやすい言葉」というメッセージですね。

こどもの遊びの中でも「ボール遊び」は、将来の人間性の育成に関する一部が含まれているように感じます。

次回は「日常生活から工夫できる体力づくり〜清掃ぞうきん使用編~」をお送りします。
 

※1:手首やヒジ、肩やヒザの事
※2:肩やヒザの広がる範囲の事
 

 
本コラムでは、「かならず・ぜったい」ではなく、ワンポイントを意識しながら、日常生活において「そうなのかもしれない!」考え方の選択肢を増やす場を読者の方と一緒に進めたいと考えております。これからもよろしくお願い致します。


●ご意見・ご感想などは、メールまたはコメント欄にお気軽に書き込んで下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SHARE ON!

IkegamiTakeshi

Ikegami Takeshiいけがみ たけし

東京YMCA社会体育専門学校(現:東京YMCA社会体育・保育専門学校)を卒業後、ビル管理・商社勤務を経て、現在は就労まつわる仕事に従事。専門学校や病院で、就労する為のポイントや個別に生活リズムのアドバイス、その他、講演、コンサルティングetc 幅広く活動中。執筆記事はこちら
TOP