こどものあそびの代名詞といえば、「砂場あそび」かなぁ~と思っています。
しかし昔と比べると、過去の様々な教訓からか、公園内の管理も厳重に行われるようになり、「砂場」がある場所が減ってきたように思います。
砂場に行くと必ず山を作りたくなります。不思議ですよね。平らな所から積み上げる。人は成長する!高いところを目指す!と言わんばかりに、人の欲を表すように感じます。
水道から水を持ってきて山をつくり、高さを競ったり、崩れないようにしっかりと固めて穴を掘り、トンネルを作ったりして遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
様々だと思いますが、砂場道具(バケツやクマで、スコップ)を使ったり、ビニール袋で水を汲んできたりと、工夫を凝らしていたと思います。
砂場という場所は、想像力を高める大切な場所でもあるんです。
例えばですが、毎回山を作ろうとしても、同じ大きさの山は作れません(近いものは作れるかもしれませんが)。それは、子供は時間の経過と同時に経験を積んでいるからです。手を洗う事を覚えたり、スーパーの袋を取り扱ったり、ビニール袋を取り扱ったり・・・。
視覚優位の情報はインプットされており、結果として砂場で遊んでいる時は、脳の思考が成長しています。考えて遊ぶ場所なのです。
水を使わないと大きな山は作る事が出来ませんので、バケツやビニール袋など、道具を使う事になります。蛇口をひねる際に握力が鍛えられ、水の入ったバケツやビニール袋を運ぶ時には、主に握力・前腕(※1)、上腕(※2)を活用する他、間接的に腹筋や背筋も使います。動く事で全身の筋肉を活用しているのです。
さらに、物を運ぶ時にはバランス感覚が必要となりますので、「物を運ぶ」という行為は、小さな頃から行っておくとよいと思います。
本コラムでは、かならず・ぜったいではなく、ワンポイントを意識しながら、日常生活においてそうなのかもしれない!考え方の選択肢を増やす場を読者の方と一緒に進めたいと考えております。
次回は「公園でのあそび~ブランコ編~」をお送りします。
※1:手首から肘までの事を「前腕」と言います。
※2:肘から肩までの事を「上腕」と言います(二の腕とも言いますね)。
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