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制作ノート| ptree

【P_TREEのこと】そもそものおはなし 3「こどものあそび場をたのしくするメディア」

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子供にとって「あそび」は生活のすべてだ。「あそび」から様々なことを学んで成長していく。そしてそれはそんなに長い期間の話ではないだけに、その貴重な時期の「あそび」の場がちょっとでも楽しくなるモノをデザインできたら楽しいだろうなと思った。

一緒に、あそびの場が楽しくなるコトやモノも紹介していけば、こどもにとっても親にとっても、さらにその周辺にいる人にとってもすごく意義のあるものなるんじゃないか…。これならデザイナーとして「こどものあそび場」をキーワードに「自前のメディアをつくる」ことができそうだ。

「こどものあそび場をたのしくするメディア」

自然に、そして必然的に決まったコンセプトだった。ちなみに「こどものあそび場」とは、先に書いたように「子供にとってあそびは生活のすべて」との思いから「こどものいる場所」と定義することにした。

でも冷静に考えてみると、世の中にこども関係のメディアは出尽くしているといっても良いくらい多くある。大手から個人発のメディアまで、とにかく多い。発信している情報のクオリティだってとても高い。

実は以前、「子育て中のママをゴキゲンに」というコンセプトのサイトをつくったことがある。――いま思えばP_TREEと同じ様なコンセプトだが、この時はそんなに強い動機があってはじめたわけではなく、当時携わっていた仕事の流れで実験的にやってみたサイトだ――

読者からの投稿をメインにしたサイトで、数ヶ月運営してみて思ったのだが、簡単に思いつく様なアイデアは(とはいってもそれは単なる思いつきというわけではなく、それなりに熟考したアイデアのつもりだったんだけど)、とっくに大手メディアが数倍ものクオリティで展開していた。本当にことごとく、だ。

結局そのサイトはクローズした。そこそこ盛り上がってきていたところだったしコンテンツも色々考えていたんだけど、二番煎じでやることに意味を見出せなかった。というか、運営者がその程度の思いのサイトは見る人にもすぐに伝わってしまうと思ったのだ。

今回はどうだろう。まだ中身も漠然としたものしかイメージできていないし、はじめてもいないうちからあれこれ考えてもしょうがないが、今回は「やりたい」という気持ちが出発点になっているし、こどものあそび場をたのしくすることには意義があるのだ、という根拠のない信念のようなものもある。

どんなに良く出来たビジネススキームなんかよりも、やりたいという熱意と一生懸命さの方が強いのだ。…そうですよね?

(つづきます)

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森 行正もり ゆきまさ

デザイナー
P_TREE代表

1970年生まれ。神奈川県出身。97年から06年までオーストラリア、ケアンズで日本語情報誌のアートディレクターとして活動。帰国後はグラフィックやウェブデザインの他、遊具などのプロダクトデザインも手がけるなど、こどもまわりのデザインを得意とする。2013年2月、こどものあそび場をたのしくするメディアP_TREE(ピーツリー)を立ち上げた。執筆記事はこちら
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