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生まれてきた君へ、「ありがとう」の気持ちを込めて。北海道の職人がつくる『君の椅子』

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北海道の5つの自治体を中心に取り組まれている「君の椅子プロジェクト」。2006年から始まったこのプロジェクトは、昨年「君の椅子」ものがたりという本も発売され、密かな注目を集めています。

毎年異なるデザイナーが椅子をデザインし、北海道が誇る家具製作技術を持つ旭川家具の職人たちが、心をこめて作る『君の椅子』。子どもの誕生に「生まれてくれてありがとう。君の居場所はここにあるからね」というメッセージを込めて贈られるこの椅子は、贈られる子どもの名前、生年月日、一連のシリアルナンバーが刻印され、子どもたちの元に届きます。

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生まれてくる子ども同様「世界にひとつしかない」椅子は、はいはいから立っちを支える台となり、自らが座る椅子となり、お絵かきをする机になり…、生まれた時から一緒に過ごす椅子は、大切な「家族」の一員として、子どもに寄り添ってくれる存在になるでしょう。

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『君の椅子』は、君の椅子プロジェクトに参加している自治体で生まれた子どもに贈られる椅子としてスタートしたものですが、現在は個人でも参加できる「君の椅子倶楽部」というものがあり、参加自治体の住民でなくても「君の椅子倶楽部」に申し込むことで、自分の子どもを含め、身近に誕生した子どもに『君の椅子』を贈ることができます。

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無垢の木材を使った温かみのある『君の椅子』。毎年違うデザインを見せてくれる『君の椅子』。2015年モデルももうすぐ発表。どんなデザインになるのか、楽しみですね。

PHOTO ©IKUYASASAKI

〈お問合せ〉
参加自治体とは別に、個人参加も可能です。個人として参加を希望される皆さんのネットワーク「君の椅子倶楽部」については、こちらよりお問合せください。

〈君の椅子プロジェクトよりお知らせ〉
「君の椅子」プロジェクトは10年目を迎えましたが、これを記念した「君の椅子10年展」が、今年(2015年)夏、札幌で開かれます。椅子に込めた思いにふれる72日間。どうぞおでかけください。
・日時:2015年7月4日〜9月13日
・場所:札幌芸術の森美術館 工芸館

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 こぐま こぐま

キュレーター

幼い子を抱える主婦ライター。主な活動場所は首都圏・関西。好きなことは、こどもと一緒に寝ること、こどもと絵本を読むこと。
「こどもと親にとって『これいいね!』と思えるものを発信していけるよう心がけていこうと思いますので、よろしくお願いします!」執筆記事はこちら
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