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【展示会レポート】キッズファッションの合同展示会 プレイタイム東京 2017/2018 秋冬コレクション

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今回からメディアパートナーとして参加させていただくことになった、キッズファッションの合同展示会「プレイタイム」。東京での開催となるプレイタイム東京 2017/2018年秋冬コレクションが、2月21から3日間、ベルサール渋谷ガーデンにて開催されました。

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ブースの位置を示すバルーンがかわいい。

プレイタイムといえば「キッズファッション」なのですが、P_TREE的にはどちらかというと“こどものためのこだわりのモノを集めた展示会「KODOMONO」とのコラボ Playtime meets KODOMONO エリア”が気になります。

※ファッションブランドのレポートは、COCOmag さんやマイナビニュースさんで詳しくレポーされていますので、よろしければそちらをご覧ください。

COCOmag
http://cocomag.net/72988/

マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2017/02/22/exhibition/

というわけで、Playtime meets KODOMONO で気になったモノをいくつか紹介していきたいと思います。

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まずは入ってすぐのテーブルにナイフをズラッと並べていた KUJIRA KNIFE

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パッと見は「こども」というキーワードとあまり関係がなさそうな本格的なナイフなのですが、良く見るとデザインはクジラだし、一つひとつクジラのデザインも違っているし、何だかかわいいんです。

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実はこのクジラナイフ、お客さんから「子供に鉛筆を削らせたいので、先の尖ってないナイフを作って欲しい」というリクエストから生まれたものだそう。だからモチーフもわかりやすいクジラなんですね。

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こども用の刃物といえば、“あまり切れなくて安全”という包丁などがありますが、個人的にはこどもの頃から「本物」に触るべきだと思っています。「危ないから気をつけて扱う」ということも、そのモノの使い方を学ぶうえで大切なことだと思うのです。

ぜひ親子で使ってみて欲しいこちらのクジラナイフは、高知県香美市の林業用刃物の産地で作られています。

クジラナイフ(株式会社イクス)
http://exs-inc.com/?page_id=515


 
北海道旭川の家具メーカー コサイン

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以前 タマゴテーブル を紹介したメーカーさんです。シンプルなデザインの木製家具も素敵なんですが、玩具がまた可愛いんです。造形はもちろん、木と木が触れ合うやさしい音色が生かしてあったり、舐めても大丈夫なものだったり。木の良さを存分に引き出した、すてきな玩具だなあと感じました。

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余談ですが商品以外にも、配布していた会社紹介ブックレットがとても良かったです。モノづくりに対して、顧客に対して、誠実に向き合っている会社ということがすごく伝わってきました。たくさんの配布物をいただく展示会で、とりわけ印象に残りました。

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▲こちらのコサインBOOKは、直営店にて300円(税込)で販売されています。

株式会社コサイン
http://www.cosine.com/


 
木工メーカーの酒井産業がプロダクトデザイナーの柴田文江さんとともにスタートさせたプロジェクト buchi

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くるま、いす、ドミノ、おもちゃ箱、パズル、という5つのラインナップからなる buchi。丸みをおびたカタチとやさしいパステルカラーが特長の木の玩具です。

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(クルマの写真だけサイトよりお借りしました)

クルマでもドミノでもそのままのカタチではなく、想像する余白があるというか、遊び方を限定せずに使い手に委ねるようなカタチが面白いなあと思いました。カラーリングといいパッケージといい、とにかくお洒落な玩具なのでプレゼントにも喜ばれそうです。

buchi(酒井産業株式会社)
http://www.buchi.co.jp/


 
山形県米沢市で2011年に誕生した木製のブロック MOKULOCK もくロック

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単純に「木でブロックをつくりました」というような安易なものではなく、そこにはこだわりと高い技術が生かされています。

当初、パソコンなどの金属加工技術を応用し、精密な木材切削加工装置の開発に、約1年で精巧。樹種によって微妙に硬さが異なる木材を、100分の1ミリ単位で正確に調整ができる繊細な技術により、地元山形県の木材を生かしたブロック作りを実現させました。

BASICシリーズのブロックを手にしてみると思いのほか軽く、サイズはイメージしているよりもひと回り小さい感じ。このサイズのブロックに精密に削り出された凹凸部分を見れば、その技術の高さがよくわかります。

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写真だとわかりづらいですが、小さくてかわいいです。

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玩具としてももちろん良いんですが、リビングに飾ってあってもおかしくないくらい上品な雰囲気のブロックです。

無垢材の木製ブロック『もくロック』
http://mokulock.com/


 
硬質フェルトを使用したプロダクトレーベル feelt

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こども部屋で使ったらかわいいだろうなというフェルト製の小物や椅子など。すべての商品がピンク、グレー、ブラックの3色で展開されています。

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abode* というファニチャーレーベルからは、BENCH BOX(写真左)が展示されていました。基本はおもちゃ箱なんですが、取っ手と車輪をつけることにより、持ち運べる(っていうか引っ張っていける)おもちゃ箱であり、ベンチであり、さらにはテーブルとしても使えるというおもしろい商品です。「なんだろう?」と思わせる形は一瞬戸惑うけど、使い手の想像力に委ねられるので楽しいですね。

たぶんスペースの関係で当日は展示していなかったんだと思うけど、いただいたカタログに載っていた ROCKING PUPPY が気になりました。実物見たかったなあ。

feelt / abode*
http://www.feelt.jp/index.html


 
他にも、紙と糸だけで作られた、かわいらしいデザインの マニュモビールズhttps://www.manumobiles.com/)とか、

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水から生まれた木工DIY用のペンキ ミズカラーhttps://www.paintmarche.com)、

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板と板とのジョイントに使用して、テーブルやシェルフを組み立てられるイタリア生まれの頑丈なコネクター PlayWoodhttp://www.playwood.it/)。

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などなどたのしい商品盛りだくさんでした。全体的に「木」関連の商品が多かったせいか、和やかな雰囲気の展示会場だったという印象です。

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最新のファッションとアートを融合させたインスタレーション。会場の3ヶ所で日替わりで行われていました。

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「Party time」 by Colliu
http://colliu.com/

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「Daily」 by Julie Hermant
http://juliehermant.tumblr.com/

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「sharman」by Mayumi Oku
http://mayumioku.com/

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そして世界21カ国より約190ブランドが集ったキッズファッション。

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いかがでしたか?
P_TREEらしく玩具やグッズ系で気になったものメインに紹介してみました。

次回は8月22日(火)〜24日(木)の3日間、ベルサール渋谷ガーデンにて開催します。キッズファッションのトレンドを体感してみたいという関係者の方々、遊びにいってみてはいかがでしょう?世界中のキッズファッションが楽しめますよ!

PLAYTIME – こどもとマタニティーのインターナショナルな展示会
https://www.iloveplaytime.com/ja

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おまけ:P_TREEのカウンターはこんな感じでした。

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森 行正もり ゆきまさ

デザイナー
P_TREE代表

神奈川県出身。97年から06年までオーストラリア、ケアンズで日本語情報誌のアートディレクターとして活動。帰国後はグラフィックやウェブデザインの他、遊具などのプロダクトデザインも手がけるなど、こどもまわりのデザインを得意とする。2013年2月、こどものあそび場をたのしくするメディアP_TREE(ピーツリー)を立ち上げた。執筆記事はこちら
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