朝晩が肌寒くなってきたこの季節、こどもと一緒に最大限に外あそびを楽しめるアイテム「ケリーケトル」を紹介します。 ケリーケトルはアイルランドの漁師が1890年代、寒い冬の漁で暖かいスープなどを飲むために作ったアウトドア用のやかんです。デザインに多少の変化はあったものの、100年以上前から構造は変わらないとのこと。優れた普遍的なデザインなんですね。
ケリーケトルが普通のやかんと異なる点は、本体が外壁と内壁にわかれた二重構造になっていること。外壁と内壁の間に水を入れ、ファイヤーベースと言われる底の部分に燃料を入れて点火し本体を上に載せると、本体の空洞部分が煙突の役割をします。下からだけでなく、空洞部分からも熱が伝わるので素早く湯が沸かせます。
週末キャンプに行った際、子どもとケリーケトルでお湯を沸かしました。私がケリーケトルに惚れこんでいるポイントは、下記のとおりです。
1.燃料は松ぼっくりや木の枝、牛乳パック。購入の必要がないこと
2.燃料集め、水入れなど、こどもが手伝えること
3.風が強くても火が消えないこと
4.火がむき出しにならない構造で、こどもがいても比較的安全なこと
※火力が強い時は上の煙突部分から火が出るので注意が必要です
5.狭いお庭、ベランダでも使えること
※ファイヤーベースが高温になるので平らな石などの上に置いて下さい
6.そして何より、シンプルに自然の恵みを感じられること
家の中でコンロでお湯を沸かして暖かいものを飲むのは簡単ですが、自分で集めた燃料に火をつけて、水が火の力でお湯に変わることは、こども達の目には新鮮な驚きと喜びになる様です。
ケリーケトルは大きさが1.6L、1.2L、0.6L、素材はステンレスとアルミがあります。 ステンレスは耐久性、衛生面で優れていて、アルミの利点はその軽さです。アルミは自転車やベビーカー移動をする方向きだと思います。私は長く利用できるかな?と思い、ステンレスの1.2Lを購入しました。ステンレス製も子どもが扱えるくらい十分軽いです。
オプション品のポットサポートを上部にセットすると、小さな鍋を置くことができます。お湯を沸かす必要が無い場合は、ファイヤーベースに鍋を直置きすることもできます。キャンプの朝は冷えます。ケリーケトルで作ったココアを外で楽しむと、心からシアワセな気持ちになりました。
キャンプに行かなくても、海辺や公園(火を使っても良い場所なら)でも使えます。狭いお庭やベランダでも使えるのがケリーケトルのいい所。牛乳パックや雑誌、新聞を燃料に、暖かい飲み物を子ども達が自力で準備できる日は近そうです。ケリーケトルには色々と学ばせてもらっています。
[Link] ケリーケトルジャパン 〈全商品〉