大原美術館で開催されたチルドレンズ・アート・ミュージアムで「デカルコマニー」という合わせ絵のワークショップがありました。子どもが「もっとやりたい!」と、とても気に入っていたので紹介します。※チルドレンズアートミュージアムのレポートはこちら
デカルコマニー(合わせ絵)は、オスカー・ドミンゲスという画家が発明した主に絵画で使われる技法です。紙に絵具を塗り、その紙を2つ折りにしたり別の紙に押し付けて、偶然出来る形や色を楽しみます。やり方は色々ある様ですが、ここでは大原美術館のワークショップで体験した方法を紹介します。
【手順】
1.絵具(赤、青、黄、白、緑)の中から1色選び、紙コップで色水を作ります
2.残った4色の中から好きな色を3つ選びます
3.白い紙を半分に折り、広げます
4.選んだ3色の絵具を白い紙の半分の好きな部分へ、チューブのまま少量押し出します
※幼い子の場合、絵具を出し過ぎるのでサポートしてあげて下さい
5.3色の絵具を塗ったら、最初に作った色水を紙の上に垂らします
※色水を垂らす前に息子が紙を閉じてしまい、紙の左側に絵具が付いてしまっていますが、通常は色水を垂らす時点では紙の左側は白いままです
6.紙を折って色を写します。広げると合わせ絵の出来上がり!
7.30分乾かします
紙の片方のみに色を乗せていた時には予想しない形が出来上がるので、新鮮な驚きがあります。色水と絵の具が混ざりあうことで、予期しない色が生まれて綺麗です。使う絵具の色は自由ですが、色の変化を楽しむには、赤・青・黄の3原色を使うのがお勧めです。
このワークショップでは、乾いた作品を使って紙飛行機を作りました。出来た作品を使って何を作ろうか?と考えるのも楽しいですね。飾って楽しむのも綺麗でおすすめです。
デカルコマニーの魅力は、お絵かきが苦手な子どもや、まだお絵かきができない幼い子どもでも楽しめる事です。出来上がりの作品が画力には左右されません。筆を使わず絵具のチューブのまま遊べるので気軽に楽しめ、親もラクチンです。
簡単に体験できるアートなので、是非雨の日にでも挑戦してみて下さい。
[Link] 大原美術館 [via 合わせ絵 デカルコマニー]