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16カ国の絵本世界が堪能できる『ブラティスラヴァ国際絵本原画展』が日本を巡回中!

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スロヴァキア共和国の首都、ブラティスラヴァで2年ごとに開催されている「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」。1967年に開催されたこの原画展は、世界最大規模の絵本原画コンクールとしても知られ、開催されるたびに絵本業界から注目を集めています。

2013年の同原画展では準グランプリに該当する「金のりんご賞」に日本人作家が2人も選ばれるなど、日本の絵本文化の高さも評価されるはこびとなりました。

スズキコージ『わかがえりの水』 © スズキコージ
スズキコージ『わかがえりの水』 © スズキコージ

この展覧会で展示された原画の一部が、昨年から日本各地を巡回展示しています。来日した作品は日本を含む16カ国の作品計322点。こどもたちに「ふしぎ」を伝える作品、「自国の民話」を伝える作品、「家族の絆」を伝える作品など、絵を見ただけでお話の想像がふくらむ楽しい展示が賑やかに展開されています。

ルカーシュ・ウルバーネク『バボチキ』 © Lukáš Urbánek
ルカーシュ・ウルバーネク『バボチキ』 © Lukáš Urbánek

楽しいばかりではなく、なかには「戦争」という重いテーマを扱ったものも。3カ国の絵本画家がそれぞれの技法を使って伝える「戦争」は、国や表現方法は違えども、戦争が与えるものはなにか、をまっすぐに訴えかけており、絵本の持つ力強さを証明していました。

軽やかな作品から考えさせられる作品まで、様々なものが展示されている「ブラティスラヴァ国際絵本原画展」。親子で行くのはもちろん、大人だけでも楽しめる原画展です。

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次回の展示は4月11日~5月24日まで栃木県の足利市立美術館で、7月11日~8月30日まで埼玉のうらわ美術館で開催されます。2013年の出品作品が見られるのは今回だけ。どうぞ、お見逃しなく!

[Link] ブラティスラヴァ国際絵本原画展(公式サイト)

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 こぐま こぐま

キュレーター

幼い子を抱える主婦ライター。主な活動場所は首都圏・関西。好きなことは、こどもと一緒に寝ること、こどもと絵本を読むこと。
「こどもと親にとって『これいいね!』と思えるものを発信していけるよう心がけていこうと思いますので、よろしくお願いします!」執筆記事はこちら
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