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【絵本】へいわとせんそう ー 親子でゆっくりと考えたい「へいわ」について ー

200607

戦争が終わって平和になるんじゃない
平和な毎日に戦争が侵入してくるんだ
谷川 俊太郎

わたしの正義とあなたの正義。
わたしの正義を守るためには争うしかないのだろうか?

この絵本はシンプルに幸せとは何かを考えるきっかけを与えてくれます。
平和な毎日の暮らしが、どれだけかけがえのないものなのか?
ぜひ親子で、ゆっくりとおだやかな気持ちで丁寧に読んでもらいたい絵本です。

200607-2

へいわとせんそう
文: たにかわ しゅんたろう
絵: Noritake
出版社: ブロンズ新社

ーー

↑これは、以前投稿しようと下書きに保存してあった文章だ。

昨日、久しぶりにこの絵本を読んでみた。「へいわ」な世界と「せんそう」のある世界との対比によって展開していく。言葉も絵もとてもシンプルだ。シンプルが故に様々な想像力が掻き立てられる。

いま、現実世界では人間同士が対立し、憎しみ合い、争いが絶えない。そんな世界を見ていると、なおさら「へいわ」な世界がいかに尊いものかがわかる。そして、それは私達が意識をして作っていかなければ得られない世界なのだと。

これは絵本という体裁ではあるけれど、ある意味、哲学書だと思う。

へいわとは?せんそうとは?

哲学や文学は読者に問いかける。余計な色も線もないNoritakeさんのシンプルなイラストが、さらに思考を深めてくれる。絵本の最後は未来への希望を提示して締めくくられる。良書。

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森 行正もり ゆきまさ

デザイナー
P_TREE代表

神奈川県出身。97年から06年までオーストラリア、ケアンズで日本語情報誌のアートディレクターとして活動。帰国後はグラフィックやウェブデザインの他、遊具などのプロダクトデザインも手がけるなど、こどもまわりのデザインを得意とする。2013年2月、こどものあそび場をたのしくするメディアP_TREE(ピーツリー)を立ち上げた。執筆記事はこちら
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