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登るのって楽しい!子どものためのクライミングウォール集

みなさんこんにちは、ふじもりです。

近年のボルダリングブームにともない、クライミングジムを見かける機会が増えました。
そびえ立つ高い壁やハーネスが、いかにも上級者のスポーツというイメージです…。

こどもが気軽に遊べるようなクライミングウォールはあるのかな?と疑問に思って調べてみると、キッズルームやアクティビティ施設のユニークなクライミングウォールがたくさん見つかりました。

今回はこどもが楽しく遊べるクライミングウォールを紹介します!

 

クライミングウォールとは

こちらが一般的なクライミングウォール。ホールド(手や足をかける石のことです)の色や形のバリエーションがあります。青い石だけで登るコース、緑の石だけで登るコースといったように、使う石の選び方で難易度が変わります。

自分の力で壁を登りきるチャレンジ精神や、「登る人」「どこに手や足を置くかを教える人」「チームをまとめるリーダー」などの役割分担で取り組むチームワークを養えるということで、海外では授業としてクライミングを取り入れる学校もあるそうです。

こども部屋にクライミングウォールを設置する家もあります。

こちらはDIYで作った事例。成長に合わせて場所を変えられるホールドと緑の山のペイントがこだわりなんだとか。

 

本格的…!アラスカの長い冬でも、家族でアクティブに過ごせるようにと設置したそうです。

登れる壁が家にあるだけでもすごく楽しそう。

しかし、登る楽しさだけでなく、見た目にも楽しい個性派クライミングウォールがたくさんありました!

 

個性派クライミングウォール

丸い穴とクライミングホールドを組み合わせた屋内設置用パネル。壁の高さや幅に合わせて配置します。このランダム穴が空いたデザイン、カラフルなチーザ(チーズ味のスナック。一度食べたら止まりません)に見えてきちゃいました(笑)
ユニークなデザインもさることながら、クライミングウォールで見失いがちな自分の位置や目標の場所が色ではっきりわかるのがいいですね。

 

リゾナーレ熱海の「親子の北壁」は花火をイメージしたデザインのクライミングウォール。ペイントのような線の部分にも手や足をかけることができます。元気いっぱいに描いた絵の中でクライミングしているみたいです。

 

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出典:GlowHolds Interactive Climbing System  . ELDORADO CLIMBING WALLS

出典:GlowHolds Interactive Climbing System
. ELDORADO CLIMBING WALLS

光っているホールドをつかむと、光の色が変わる近未来的なクライミング。テクノロジーで遊びの可能性が広がります!

 

町をデフォルメしたゲーム画面のようなクライミングウォールです。カラフルなアイテムのようなホールドを使いながらビルをはしごのように登ったり、雲をつかんだりして気分はゲームの主人公!

 

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出典:Fun Walls . WALLTOPIA
出典:Fun Walls . WALLTOPIA

レンガのおうちに歯車のロボット、回路のような迷路にたくさんのハンドル…

クライミングウォールの種類もここまで来ると目がまわりそうです。

クライミングといえばスポーティなイメージでしたが、ウォールのペイントやホールドの形などで、それぞれの壁で世界観が作り込まれています。

 

つたい歩きのトラバースウォール

「トラバース」とは山の斜面を横に移動するという意味。壁を上に登るのではなく、横に進むことが目的なので、より小さい子向きと言えるでしょう。登っている高さが地面から数十センチしか離れていないため、安全マットがあれば、ハーネスやロープなどの大掛かりな設備も必要ありません。

一般的なトラバースウォール。石の配置が上と下できれいに分かれていて、胴体があたる部分には石がありません。手で掴む石、足を乗せる石を上手く利用して横へ進んでいきます。

 

足を使う石のエリアと手を使う石のエリアを線で区切っているものもありました。ホールドも手で握りやすいものや足を置きやすいものを配置していて、クライミングデビューにぴったりです!

 

出典:Traverse Wall Challenge Course for Traverse Climbing Wall from Everlast Climbing .   OnlineSports.com

出典:Traverse Wall Challenge Course for Traverse Climbing Wall from Everlast Climbing .OnlineSports.com

上級者には「輪くぐり」が待ち受けます。横移動ならではのアトラクションです

 

これも立派なトラバースウォール。ロープをどう使うかがポイントですね。

 

いかがでしたか?ひとことでクライミングウォールと言っても、色や形で視覚的に盛り上げたり、ホールドにオリジナリティを出したりと、それぞれがこどもが遊びたくなるような独自の工夫を施していました。

アイデア次第で「登る」というシンプルな動作が、子どもの想像力も刺激する面白い体験になるのだと思います。

運動が苦手な私ですが、楽しげなクライミングウォールを見ていたら、私もボルダリングに挑戦してみようかなという気持ちになってきたんです!

こどもたちにも、「楽しそう」「僕にもできそう!」という気持ちを取っ掛かりに、どんどん新しい動きに挑戦していってほしいなと思いました。

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ふじもり

ふじもり  

デザイナー

1994年生まれ。青森県出身。
こどもを中心にみんなで楽しめるデザインを紹介します!執筆記事はこちら
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