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| P_TREE編集部

LOVE! TOKYO FOREST #02 ─ そもそものおはなし 2

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はじめまして。
羅久井(らくい)俊介です。

現在は小金井市にある小嶋工務店
住宅営業の仕事をしています。

岡山県から上京し、東京農業大学卒業後、
有機野菜食品の小売業に携わり
東京の地場野菜の流通にも携わりました。

そんな人間がなんで、住宅営業なのか?
ちょっとお話させていただきます。

キーワードは

暮らし・農家さん・地産地消・里山・水都東京

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①暮らし

 
有機食品やナチュラル系のものを販売する中で
命に直接関わっている仕事だと考えていました。
生産者から消費者までこだわりがあり、
日々つくること、食べること、繋がることに喜びを感じ、
暮らしが豊になるヒントがありました。

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②農家さん

 
各地の有機農家さんの畑でかじる大根やキャベツの甘さに感動し、
東京は武蔵野市や三鷹の次世代の若手農家さんの情熱に出会い、
流通、ビジネスを通じて、浮かびあがってくる課題と、
未来への希望や挑戦へのアイデアが浮かびました。

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③地産地消

 
最初は、東京で野菜の地産地消なんて成立してるわけがない。
そんな心持ちでしたが、自分自身がいつの間にか流通販売を実践し、
美味しい!と吉祥寺のおばちゃん達(親しみを込めて)が喜んでいる事実を実感。

学校給食にカブを出荷するのに明け暮れている農家さんの喜びの汗。
ライブイベントなどを武蔵野市の農家さんの畑で実践し、
これまでに畑なんか入ったことない東京暮らしの若者のみんなの笑顔。
瑞穂町在住の大学の後輩が東京で一番多く、
美味しい牛乳を出荷していること。

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④里山

 
里山と聞くと、どこか山奥の原風景かと思いきや、
その時の職場の裏山にありました!という衝撃の出会い。
日野市の倉沢里山を愛する会や、
真堂が谷戸蛍の会のみなさまと出会い、
東京はもっと自然が豊かでいいんだ。
と、湧き上がるものがありました。

たけのこ堀、栗拾い、落ち葉はき、下草刈りなどを通じて、
里山の1年の循環を実感し、
こんな身近な自然の恵みをいただけることに感謝しました。
里山と農業・食の関わりは深く、
ここでは書ききれないほどの文化や産物を生み出しています。

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⑤水都東京

 
東京(江戸)はかつて水の都と呼ばれていました。
お堀の周りには水路が巡り、人々が行き交い、
その当時世界でも有数の賑やかな水都でした。
江戸っ子の威勢の良い掛け声が聞こえてきそうです。

その水路の川の流れのひとつに多摩川があります。
川は商業、農業、流通、街づくりの発展に多大なる貢献をしてきました。
そして、多摩川の豊かな水を生み出しているのが
多摩の山々なのです。
 
 
東京都の面積の40%近くが森林です。

しかし、森林を管理する人出不足。
製材業者の相次ぐ廃業。
そして、せっかく切り出しても使い道のない丸太。

森が荒れることは、海や川や里山や田畑や街に
確実に良くない影響を与えるかもしれない…
と、考えるようになりました。

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東京の森林を活かす手立てはなんだろう?

『流通』というキーワードにある日出会いました。

「東京の森が抱えている課題は流通なんですよ」

ある都の職員さんから教わり、「それならば」と転職を考えました。

東京の木を一番使用する商いは?
東京の木を一番活用している会社は?

それは、暮らしを育む『家』であり、
小嶋工務店という地場の工務店でした。

今回のイベントでは
『知ることからはじめよう』と投げかけています。

羅久井は自分が歩んできた経験や人との出会い、興味の中で
東京の森のことを知れました。
だから、今の仕事に就いています。

今回のイベントに出合ったみなさまの
引き出し・選択肢がひとつでも増えて
東京の森を知るきっかけになれれば幸いです。

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