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連載
ママのため息| マーフィー恵子

【第32回】小学校入学

ママのため息

早いもので長男が小学生となった。ピカピカのランドセル(こっちにはないけど)、筆箱、教科書、うわばき(これもこっちにはないけど)…小学校入学は、親にとっても子にとっても大きな門出だ。

プレスクール(日本で言う付属幼稚園に似たもの)からの持ち上がりだが、本人も気合いが入っていた。やっぱり小学校入学は大きなステップ。

入学説明会に赴く。カトリック系なのでお祈り、先生、ボランティアのお母さんの挨拶と言ったことで、2時間半が終わった。協力的な保護者の方が学校の運営に積極的に関わっているようである。

懇親会は出ず、急いでオフィスに帰ってきて、ふと、入学式ってあるの?学校開始っていつ?とかなり基本的な質問が頭に…。(おバカさんすぎる)もらった冊子にも書いていない。

知り合いのオージーママに尋ねると、「入学式なんてないわよ。始業の日にクラス分けが発表になるから、直接教室に行くの」と言う。

えーっ入学式がないの?そう言えばオーストラリアは、食事の時「いただきます」も「ごちそうさま」もないもんな。大晦日の除夜の鐘も、初詣もない!始まりと終わりをそれほど重く受け止めないのね?なんとなく悲しい。

始業日については2つのウワサがあって混乱。(学校は休みで電話しても誰も出なかった)。友達が、「公立は火曜日で私立は水曜だって」。とナイスな答えを出してくれてようやく納得する。危うく誰もいない学校へ行くところだ。

学校の制服に関しても、2種類あるというウワサがあり、息子に尋ねると、「ない」。服屋さんに行くと、始業前の最終土曜というだけあり、これから1年生になる子と親で店は大変混んでいた。

私みたいに最後まで用意してない人がいっぱいいるんだな、と思いつつ、何とか指定の制服と体操着を見つけた。(学校別にまとめてほしいけど、そうはなっていないのがオーストラリアらしい)ここでわかったのは、女の子はツーピースとワンピースの2タイプがあり、男の子は1種類ということだった。

更に、靴の規定がわからない。(冊子にも書いてない。もちろん)友人に教えてもらって何とか揃った。ちなみに、業者に注文しておいた文房具は、希望受取日に行ったら「来月にならないと用意できていない」と帰された。ならば、指定日を作ってよ、と思ったのは私だけ?

前日は持ち物の名前書き。鉛筆1本、1本まで。買ってすぐにやっておくべきだった…。夜なべしちゃいました。さあ、始業日。新しくてきれいな教室。自分の名前のついた机もあって、嬉しそう。子どもたちは皆、張り切っていて感動してしまった。

少し落ち着いたと思った数日後、スポーツデーなので明日は朝から体操着というウワサが。お迎えのお母さんたちが、ざわめく。結局そのウワサは当たっていたけど、翌朝、半分くらいの子は制服を着てきた。

ウワサから真意を突き止めることを繰り返した数週間で、慣れないオーストラリアの学校制度にどっと疲れた私だ。

(リビング・イン・ケアンズ誌2003年3-4月号に掲載)

マーフィー恵子さんの近況

「恒例となってきた?日本へのホリデーを親子3人で慣行。
 今回は、iPhoneを使い倒して、子ども達だけで
 都内の色々な所へ出かけてました。
 Google mapやLINEなどが
 海外ではかなり心強い味方になってくれますね。
 便利な世の中になったものです。

IMG_5084
今回も、紅葉、大規模なイルミネーションと、
常夏ケアンズでは味わえないものをしっかり楽しみました!

<2015年12月>

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マーフィー恵子

マーフィー 恵子Keiko Murphy

Pouch Quality Aussie Gifts
オーナー

93年よりオーストラリア、ケアンズに在住。「ハートに響く異文化体験のトビラ」をモットーに、地元企業と日本人マーケットをつなげるPRやイベントを手がける会社 JC Creations を経営。1995年フリーペーパー「リビングインケアンズ」を創刊。2011年に出版事業は売却。2012年4月に地元の良いモノ・素敵なライフスタイルを紹介するセレクトショップ「パウチ」をオープン。著書に「家族でケアンズ最強ガイド」(講談社)がある。執筆記事はこちら
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