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連載
ママのため息| マーフィー恵子

【第7回】ケアンズキッズの日本語事情2~我が家の場合~

前回、英語圏で暮らす子供が日本語を話せるようになるには早期教育と親の努力が大事だと偉そうに書いた。・・・が!言葉の出始めた自分の子供を見てみると、話す単語は英語がほとんど。しかも、最近、聞いた音を繰り返せるようになってきたにも関わらず、続けて言う彼の日本語には英語のアクセントが!

例えば、「汽車ぽっぽ」が「汽車っぽ」、「青」が「オゥ」(マイケルジャクソン風)。また、絵本を2人で読む(見る?)時には、「くまさん」と言っても「ノー。ベア!」「あひるさん」「ダックダック!」と英語に直すようになってしまった。しつこく「あひるさんだよ」と直そうものなら、この人わかってない…という感じで沈黙してしまったりして。

ちなみ「象」は「エレファント」を知る前から私が「ぞうさん」を歌っていたから、「ぞうさん」だ。まだ2つの言葉があることを理解できなくて、1つの呼び方しか受け入れない?

ところが。何かを受け取った時、私には「どーも」、オーストラリア人には「Ta」と言う。お皿が空になると私には「もうないの」、オーストラリア人には「All Gone !」と言っている。何となく、日本語と英語の使い分けができるらしいのだ。この人は彫りが深い顔だからこっちで言おう、とか考えているの???謎は深まるばかり。

言葉はそれぞれ表情があるような気がしている。主語+述語の英語は無駄がない。例えば、「私は△△だと思う」の後に「理由は○○だから」と続くから決断を早くしたり、意志がはっきりしてないと、話せない。

日本語だと、「○○だから…」と話してから「△△だと思う」と続くので、結論を出すまでちょっと時間がある。

日本語は、余韻や含みの許容量の多い言葉であるとも思う。日本人同士だとニュアンスが伝わる何かが潜まれているような。表現方法だ、コミュニケーションの道具だ、と割り切ることもできるけど、人は言葉を使って物を考えるから、使う言葉が思考そのものにも影響するような気がしてならない。

このままいくと、うちの子は洋行帰りの人(笑)みたいな変な言葉を話すようになるのだろうか。そうなると、どういう思考回路になるのだろうか。一体いつごろから2つの言葉があることがわかるのか?面白いのでつい観察を続けてしまいそう…..。

(リビング・イン・ケアンズ誌1999年10月号に掲載)

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マーフィー恵子

マーフィー 恵子Keiko Murphy

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オーナー

93年よりオーストラリア、ケアンズに在住。「ハートに響く異文化体験のトビラ」をモットーに、地元企業と日本人マーケットをつなげるPRやイベントを手がける会社 JC Creations を経営。1995年フリーペーパー「リビングインケアンズ」を創刊。2011年に出版事業は売却。2012年4月に地元の良いモノ・素敵なライフスタイルを紹介するセレクトショップ「パウチ」をオープン。著書に「家族でケアンズ最強ガイド」(講談社)がある。執筆記事はこちら
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