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LOVE! TOKYO FOREST #09 ─ これからの活動について

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こんにちは、P_TREEの森です。(今回は「LOVE! TOKYO FOREST」のいちメンバーとしての投稿です)

昨年10月のイベント終了後の打ち上げの席で「自分たちがもっと前のめりになって『東京の森』のことを体感していかないとダメなんじゃなか」という話をチームでしました。イベントを無事に終えたことによる安堵感、そこに乾杯のアルコールが加わり若干高揚した気分のなかでの発言でした。でもそんな状況だからこそ出てきた本音でもあります。

そもそも、この「LOVE! TOKYO FOREST」は1回限りの木育イベントとして企画され、集まったメンバーも最初はそのつもりでした。その後、イベントに向けて打ち合わせを重ねていくうちに、「自分たちのやりたいこと、伝えたいことは、1回のイベントだけじゃ足りないんじゃないか?」、さらに「イベント以外にもやり方(伝え方)があるんじゃないか?」という話になっていきました。僕らの活動っぽく言えば、もっと「サスティナブル」にやっていこうと。

そうしてタイトルに『第一章』というナンバリングを加えることになりました。「第一回」や「VOL.1」などとしてしまうと、単なるイベントの開催回数を数えていくだけになってしまう。でもやってみたいことは必ずしもイベントだけじゃない、ということで「章」としました。「章立て」にすることによってイベントという枠が取っ払われ、ずいぶんと風通しが良くなりました。

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そこでさらに考えます。僕らがやっている活動、すなわち「東京の木をもっと身近に感じてもらう、東京の木を生活に取り入れてもらう」ためには何をするべきか?大きく分けて2つの考え方があるのではないかという話になりました。

ひとつめは、具体的なアクションを起こさせるべく、多摩産材の紹介、販売などを積極的に行っていく。けっこう現実的だし即効性のある、ビジネス的な要素が強いやり方。NPOっぽいとでも言いますか。

そしてもうひとつが、まずは自分たちが東京の木(=多摩産材)について学んでいき、その「学び」を発信していくというやり方。僕らがその「学び」を面白がれば面白がるほど、「お、なにか面白そうなことやってるな」と興味をもった人々が足をとめてくれるはず。そうして足をとめてくれた人々による「人だかり」が、次のステップへの推進力になっていくのではないか。

このふたつめのやりかたは即効性はないかもしれないけど、着実に自分たちが成長していけるし、同じ様な想いや考え方の人とつながっていける可能性もある。僕らはもっともっと学んでいかなければいけないし、その学びはみんなで共有していきたい。一緒に成長していきたい。ゆっくりとで良いので着実に。そう、木の年輪のように。

…と、そんなような話をイベント終了後の打ち上げの席と、先日チームで集まった新年会の席で話しました。結果、僕らはふたつめの「自分たちが学び、その学びを発信していく」というやり方を選択しました。

いったいなぜ LOVE! TOKYO FOREST をやっているのか?

メンバー各々の、「この活動に携わることになった動機」を大切にしながら、ゆっくりと、着実に歩んでいくことにしたのです。

(長くなってしまったので、次回に続きます

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森 行正もり ゆきまさ

デザイナー
P_TREE代表

神奈川県出身。97年から06年までオーストラリア、ケアンズで日本語情報誌のアートディレクターとして活動。帰国後はグラフィックやウェブデザインの他、遊具などのプロダクトデザインも手がけるなど、こどもまわりのデザインを得意とする。2013年2月、こどものあそび場をたのしくするメディアP_TREE(ピーツリー)を立ち上げた。執筆記事はこちら
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