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世の母親みんなに読んでもらいたい、普遍的な子育て指南書「おさなごを発見せよ」

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おさなごを発見せよ」は、ジャーナリストであり教育者でもあった羽仁もと子さんの子育て論です。明治時代に書かれた本ですが、あまり古さを感じさせないのが驚きでした。明治~大正~昭和~平成、時代は変わっても、子育てで大切なことは普遍なんだなぁと実感しています。

特に「子供のなだめ方」という一説に、はっとさせられました。
わがままを言うこどもに対して、大きな荒い声で叱ることや、泣き止ませることだけを目的に「ほら猫だよ」などと気をそらせてなだめたり、「公園に行こう」などと一時を紛らわすのもいけない、と書いてあります。

これらのなだめ方では、こどもに“わがままを言う事は悪いことなのだ”という事を、しっかりと理解させることが出来ないからだそうです。

わがままをいうこどもをやさしく抱いてあげて、「わがままはいけません」と厳格に丁寧に伝えること。それでも泣き止まない時は、無言でそのまま抱いていると、こどもは“こうして自分を抱いてくれる母を困らせるのはやめよう”と、わがままを言う事は悪いのだと感じるものだそうです。

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[Image via Pinterest]

こどもにわがままを言われるとカチンと頭にきて、なかなかこんな対応をすることは難しいものです。ただ私も、大きな声で怒鳴られて改心した記憶はありません。羽仁もと子さんのようななだめ方が出来れば、こどもは幸せだろうし、賢い子になるだろうなと思います。

この本を読んで、私はこどもとの接し方を変えられました。厳格に丁寧に、落ち着いてこどもをなだめることが出来れば、親としても気持ちがいいですね。

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▲明治時代の母と子 [Image via Pinterest]

[Link] おさなごを発見せよ(Amazon)

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キュレーター
子育て奮闘中のwebクリエイター/翻訳家

「東京でファッション業界の広報を約10年経験。理想の子育てを追い求め2014年、故郷の広島へ移住しました。二人目の子どものアトピーを自然治癒めざしてがんばっています。自然が大好き。自然の恩恵を受けながら、子と共に成長中です。色んな意味で”自然”に勝るものはないと思います。安心、安全なモノを見極め、日々丁寧に楽しく暮らすことがモットーです」執筆記事はこちら
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